2017年4月3日

不採用が続こうがどんな人にも価値はある(ドラマ『侠飯~おとこめし~』)

2016年に、テレビ東京系列で『侠飯~おとこめし~』というドラマが放映されていました。

このドラマは、就職活動中の大学生の良太(柄本時生)がヤクザの抗争に巻き込まれたことをきっかけに、自宅アパートにヤクザの柳刃(生瀬勝久)を匿うことになってしまった…というところから話が始まります。

柳刃はヤクザなのに(?)料理が得意で、ドラマでは毎回おいしそうな料理が登場してきます。
このおいしそうな料理も見どころの一つですが、私は柄本時生さんが演じる良太の就職活動エピソードも、楽しく見ていました。

第1話では、柳刃が冷蔵庫の余りものであっという間においしそうな晩御飯を作ります。
良太が「まさか、冷蔵庫の余りものであんなすごい料理ができるなんて」と驚いていると、柳刃が「どんなものにも価値がある」と答えます。
就活がうまくいかず自信をなくしていた良太は、この柳刃のセリフにハッとさせられるのです。

…こんな感じで、ドラマでは柳刃との共同生活を通じて、良太の心境が少しずつ変化していきます。

就職活動で結果が出ないと、なんだか自分が否定された気になり、落ち込んだり自分を責めてしまうことがあります。
しかし、内定が出ないからといって、決して自分に価値がないわけではありません。

もちろん、結果が出ないという事実をふまえ、原因を探り対策を立てることは重要です。
自分のアピールポイントは何かを考えたり、面接での話し方を変えてみたり、受ける企業の業種を変えてみたりと、対策できる点は多々あります。

「自分には価値がない」と思うではなく、自分の価値とは何かに気づき、相手がどんな価値を求めているのかを考え、どのようにアピールすれば伝わるのかを工夫することが大切です。
ドラマで柳刃が「どんなものにも価値がある」というように、結果が出ないからといって自分に価値がないと思うのは止めましょう。どんな人にも価値はあるのです。

このドラマはフィクションですが、柳刃の男気や良太の一生懸命さが魅力で、観ているとなんだか元気が出てきます(お腹も空きますが)。
就活中の方も、このドラマを観たら、ハッとさせられたり元気が出たりするかもしれません。

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